今回,記事にする快速電車はダイヤ自体は残っていますが,使用車両がE257系から211系に変更になっている快速電車です。(2019年7月現在)
そのため,ダイヤ改正で引退した「E257系快速電車」乗車記です。
昨年まで大学生であった筆者はサークル活動のために長野~松本を電車移動することが多々ありました。
そのため,あえて「特急 あずさ」で使用されるE257系で運転される快速電車に乗車していました。やはりリクライニングがありロングシートよりも非常に快適な特急車両はありがたいものでした。
乗り得 快速電車E257系で行く長野~松本 1時間の鉄道旅
・列車名:快速
・使用車両:E257系
・乗車区間:長野 ⇒ 松本
・停車駅:長野⇒川中島⇒篠ノ井⇒稲荷山⇒聖高原⇒坂北⇒西条⇒明科⇒田沢⇒松本
E257系はJR東日本が183系や189系の置き換えのために2001年から投入していた特急型電車です。
2019年3月のダイヤ改正前までは新宿~甲府を結ぶ「特急 かいじ」,千葉・東京・新宿~松本を結ぶ「特急 あずさ」で活躍をしていた。
その中,間合い運用として松本~長野を毎日1往復する快速電車として使用されていた。
長野駅に入線したE257系の松本側の先頭車両。こちらは貫通型である。
先頭の表示は「快速」となっており,JR他社でもある特急の間合い運用と同じような感じである。
長野側の先頭車両は非貫通型であった。
こちらは車両のドア付近にある号車表示。武田菱を模した菱形模様に号車番号などが描かれている。ちなみに撮影した4号車では山梨県の名産「ぶどう」が描かれていた。
座席も黒を基調にカラフルな武田菱が描かれていた。
座り心地は特急型電車のため,長時間座っていても疲れにくい,ほど良い質感でした。
足元の広さについても,文句なしの広さ。
わずか1時間の乗車時間とはいえ,無料でリクライニングできる特急電車のシートに座れるのは非常に大きなメリット。
長野~松本の普通・快速電車は昼間は2 or 3両編成,朝夕は4 or 6両編成で運転されることが多い印象です。しかし,E257系は9両編成で運転されるため編成がとても長く感じました。
E257系の現在と今後
・2019年3月のダイヤ改正で定期運用からE257系は全て離脱
・臨時列車「かいじ」「あずさ」「さざなみ」の一部で運用
・団体列車,修学旅行列車として運用
・東海道線の特急「踊り子」への転用にむけて改造
上記の通り,武田菱のデザインをしたE257系は臨時列車でしか,現在は乗ることが出来ません。
また,東海道本線で現在185系で運転されている特急「踊り子」の置き換え用として多くのE257系が転用改造がされています。
もう既に出場したものを見てみると車体のカラーリングは大きく異なっていました。
そのため,座席も武田菱のものから変わっているものだと考えられます。
次は「踊り子」として活躍するE257系に乗車してみたいと思います。