今回は長野電鉄で活躍する元小田急電鉄のロマンスカーHiSE 展望座席の乗車記について書いていきます。
長電では1000系となりゆけむりとして運行されています。
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信州の地で活躍する元小田急ロマンスカーHiSE ゆけむり乗車記(湯田中 ⇒ 長野)
長野電鉄1000系について
長野電鉄1000系は元々小田急電鉄のロマンスカーとして活躍していた小田急10000系「HiSE」です。小田急電鉄時代では11両編成で運転されていましたが長野電鉄では4両編成で運転されています。
長野電鉄では「ゆけむり」として運転されています。また,土日・休日には「北信濃ワインバレー列車 特急ゆけむりのんびり号」としても運転されています。北信濃ワインバレー列車では事前に予約することで車内で長野県産のワインを堪能することができます。もちろん,通常の特急列車としても利用可能です。
いざ,乗車!!
今回は湯田中駅から北信濃ワインバレーとして運転される「特急ゆけむりのんびり号」に乗車しました。
行先表示は「特急 長野」ととてもシンプルなものでした。
ゆけむり号の展望座席
元ロマンスカーということで,特筆すべき点はやはり全面展望を楽しめる先頭車両です!!
運転席がないため遮るものがなく,車内からの眺めを堪能することができます。
この展望座席に座るには追加料金は必要ないため,通常の特急料金だけで問題ありません。
そのため,ゆけむり号に乗車される際にはぜひ,この展望座席を狙ってみてはどうでしょうか?? 鉄道での旅がより一層楽しいものになると思います。
今回は臨時のゆけむりのんびり号だったためか,それほど混雑せず難なく展望座席の最前列に座ることができました。
展望座席は赤と青を基調とした座席になっていました。
展望座席の先頭なので全面展望を存分に楽しむことができます。
湯田中駅からだと線路脇の畑や前面に山景色を望むことができました。
やはり,展望座席がある車両は素晴らしい!!
ちなみに,テーブルは横に設置されているものを引っ張り出してくるような構造になっていました。今時の特急車両では背面テーブルや肘置きにテーブルが内蔵されているタイプが多いのでこのタイプは新鮮に感じました。
テーブルの下には栓抜きが設置されており,筆者も驚きました。
小田急電鉄で活躍していた当時はよく利用されていたのでしょうか。
今回乗車した列車がゆけむりのんびり号であったため,乗車後に観光MAPの配布がありました。
その他のゆけむり号やスノーモンキー号にはこのようなサービスはなかったため,すこし驚きました。
ちなみに「特急ゆけむりのんびり号」はのんびりというだけあって,所要時間がA特急ゆけむり号よりも長くなります。所要時間はA特急ゆけむり号が約50分,特急ゆけむりのんびり号が約1時間10分となるので,ゆけむりのんびり号では20分も多く乗車することができます。
展望座席の足元は「広い!!」というわけではありませんが,1時間程度であれば窮屈さを感じない程度でした。
途中駅ではスノーモンキー号との入れ違いがありました。
このような景色を楽しめるのも先頭座席の特権です!
ゆけむりのんびり号は停車駅での停車時間も長いですが千曲川の橋梁での停車もありました。
筆者は初めて橋梁の上で停車するという経験をしました。
橋梁からこの日の千曲川はそれほど水量も多くありませんでした。
この千曲川は新潟県に入ると信濃川と名を変えて日本海へ流れ込んでいく日本最長の川です。
朝陽~長野間は複線区間になります。
また,北陸新幹線とも交差するのでタイミングが合えば新幹線をみることもできます。
この日は運よく車内から北陸新幹線を見ることができました。
善光寺口~長野間は地下区間になるため本郷駅通過後には地下に入っていく様子を見ることができます。
地下区間での走行風景も地下鉄では中々見ることができないため,貴重な体験になりました。
長野駅でのゆけむり
展望座席の上部にあるのが運転席です。
座席部分と比べると運転席部分の空間は小さいため,運転手の方は狭い中で安全運転するのはとても大変だと思います。
ゆけむりの展望座席以外の設備については,後日記載する予定です。
まとめ
長野電鉄のゆけむり号には元小田急電鉄ロマンスカーHiSEが使用
先頭車両の展望座席は追加料金なしで利用可能
最後に
展望座席の後方にはこのような階段部分があります。
これは先程の展望座席の上部にある運転席に行くために使用される階段の一部です。
このような設備があるのも展望座席がある車両ならではです。