今回は新幹線のファーストクラスともいわれる「グランクラス」の乗車記について書いてきたいと思います!!
新幹線の最上級座席「グランクラス」!!東北新幹線「はやぶさ」に乗車(東京 ⇒ 新青森)
グランクラスについて
グランクラスはJR東日本が東北新幹線にE5系を導入する際に、グリーン車の上位となる座席として設定されました。
その後、北陸新幹線向けに導入されたE7系・W7系にもグランクラスが設定されています。
また、北海道新幹線としてJR北海道が導入したH5系(E5系がベースであり、性能も同等)にも設定されています。
現在はE5系・H5系、E7系・W7系が使用されている、東北・北海道新幹線、北陸新幹線、上越新幹線でグランクラスが設定されています。
グランクラス乗車の前に
今回は東京駅からグランクラスに乗車します。
そのため、「VIEWゴールドラウンジ」を乗車する前に使用することができました。
グランクラスのサイトでも案内されていますが、東京駅からグランクラスに乗車する場合に限り、「VIEWゴールドラウンジ」を乗車列車の出発予定時刻90分前から利用することができます。
空港に設置されている、航空会社のラウンジと比較すると座席数は少ないですが、十分な広さが確保されています。
座席に案内後にドリンク、お菓子、おしぼりのサービスがされます。
今回はレモンティーをオーダーしました。
乗車前からサービスを受けられるということもあり、非常に満足感がありました。
今回はお盆休み期間ということもあり、駅構内も混雑していたため、乗車前にゆっくりできるのは非常によかったです。
グランクラスに乗車
乗車するはやぶさ21号は東京駅の21番線から出発します。
はやぶさ21号は東京~盛岡間はこまち21号と併結して運転されます。
盛岡以降はこまち号は秋田駅、はやぶさ号は新青森駅まで分かれて運転します。
遅延が発生していたため、少し遅れて乗車するはやぶさ・こまち号が入線しました。
東京寄りの1~10号車がはやぶさ号、盛岡寄りの11~17号車がこまち号となります。
今回乗車するはやぶさ号はE5系ではなく、H5系が使用されていました。
H5系はJR北海道が所有する新幹線車両です。
H5系はE5系をベースに製造されており、性能面ではE5系とは異なる点がありません。
しかし、デザイン面ではE5系と異なる点があります。
違いの1点目は側面のロゴマークが「北海道」をイメージした「シロハヤブサ」でデザインされいます。
2点目は車体側面の帯の色がラベンダーをイメージさせる「彩香パープル」と呼ばれる紫色になっています。
H5系は編成数が少なく、E5系と共通の運用となっているので、H5系を狙って乗車するは難しいです。
10号車には他の車両と違いグランクラスのロゴマークがドア上部にデザインされています。
グランクラスの車内は2+1列のシート構成になっており、18席しかありません。
今回は1人座席を予約しました。
座席は普通車、グリーン車と比べると外観から全く異なることがわかります。
さすがグランクラスの座席といった感じです。
2人席も座席は同じですが、隣席との間にパーテーションがある点が異なります。
グランクラスの座席には様々な機能が装備されているため、座席機能の案内が座席に用意されています。
座席の横にはシートコントローラが設置されているので、これで座席の調整を行います。
また、アテンダントの方を呼ぶボタンも設置されているので、これを押すことでアテンダントの方を呼ぶことができます。
座席の横には小さなテーブルも設置されています。
コンセントも用意されているため、スマートフォンの充電もすることができます。
グランクラスでは軽食、おつまみ・茶菓子、ドリンクのサービスがあります。
ドリンクにはアルコール、ソフトドリンクと幅広く用意されています。
上野駅を出発後に軽食、茶菓子、おつまみ、ドリンクの提供がありました。
おつまみは柿の種でした。
ドリンクはスパークリングワインを選びました。
銘柄は高畠ワイナリーの「嘉-yoshi-スパークリング シャルドネ」でした。
軽食には献立表も添えられています。
軽食の内容は東北新幹線、北陸新幹線で異なり、さらに上下線でも内容は異なります。
テーブルは座席に収納されているので、引き出して使用します。
茶菓子は茶豆のパウンドケーキでした。
ドリンクメニューはお代わりすることが可能なので、赤ワインもいただきました。
銘柄は井筒ワインの「井筒ワイン メルロー2018」でした。
グランクラスは軽食が提供されますが、昼食としては量が少ないです。
はやぶさ21号は11:20に東京駅を出発するため、昼食として東京駅の駅弁屋 祭で「米沢名物 牛肉どまん中」を購入しました。
お酒をよく飲まれる方は車内で提供される軽食とは別におつまみなどを用意しておくとよいかもしれません。
東京駅から約2時間で盛岡駅に到着しました。
盛岡駅でこまち号との併合運転が終了になります。
こまち号が出発後、はやぶさ号が出発します。
共通で提供されるドリンクの他に東北・北海道新幹線でのみ「シードル」が提供されています。
北陸新幹線では「梅酒スパークリング」が提供されています。
座席の設備も充実しており、ドリンクも数多く用意されているので、3時間ほどの乗車時間でも快適に過ごすことができます。
新青森に到着
東京駅から約3時間20分で新青森駅に到着しました。
日本最速の320km/hで走行するというだけあり、先頭車両のノーズ部分がN700系と比較しても長くなっています。
新青森駅まではJR東日本の東北新幹線ですが、ここから先はJR北海道の北海道新幹線となっており、今は青函トンネルを通り新函館北斗駅まで線路がつながっています。
2031年には北海道新幹線は現在の終点である新函館北斗から札幌まで延伸される計画になっており、現在、工事が進められています。
最後に
新青森駅の新幹線改札内では青函トンネルの案内が掲載されていました。
本州と北海道をつなぐ約50kmのトンネルが建造されたのはすごいことだと思います。
現在は新幹線輸送だけでなく、北海道と本州の貨物輸送の要として利用されています。
改札内には、ミニねぶたの展示もされていました。
まとめ
グランクラスは新幹線の最上級座席
東京駅から乗車する場合は「VIEWゴールドラウンジ」が利用可能
座席は様々な機能が搭載されており、軽食・茶菓子・ドリンクなどのサービスあり
おまけ
はやぶさ号に乗車する前に偶然、200系カラーに塗装されたE2系を東京駅で見かけました。
今年はJR東日本管内の新幹線はそれぞれ周年を迎えており、「新幹線イヤー 2022」として様々なキャンペーンが開催されています。
ぜひ、このキャンペーンを利用して新幹線を利用してみてはいかがでしょうか。